年の暮れから新年にかけて、金運上昇・商売繁盛のご利益で知られる穴八幡宮の一陽来復御守を求める参拝者が増えてまいります。本記事では、2026年の一陽来復御守について、授与期間から正しい貼り方まで、詳しくご説明していきます。
簡単にきれいに飾りたいときには、一陽来復の飾り棚の活用も検討しましょう。
穴八幡宮の一陽来復御守とは

「今年こそ金運を上げたい」「商売を軌道に乗せたい」そんな願いを持つ方に注目されているのが、東京・早稲田にある穴八幡宮の「一陽来復御守」です。
この御守は、江戸時代中期から続く「金銀融通の御守」として知られ、毎年冬至から節分までの約40日間限定で授与されます。期間中は全国から参拝者が訪れ、特に冬至当日は数時間待ちの行列ができるほどの人気ぶりです。
御守の由来は、穴八幡宮に伝わる「打出小槌」にあります。新編武蔵国風土記によれば、公家の水無瀬家が山城国の寺院から感得したこの小槌は、聖武天皇が養老七年の冬至に龍神から授けられた宝器と伝えられています。この福神伝承が、現在の金運御守へと発展しました。
一陽来復の意味と由来

「一陽来復」という言葉は、中国の古典『易経』に由来します。「陰が極まれば陽に転ずる」という意味で、冬至を境に日が長くなり始めるように、悪いことが続いても必ず良い方向へ転じることを表しています。
穴八幡宮では、この冬至の意味と打出小槌の福神伝承を結びつけ、江戸時代元禄年間から一陽来復御守の頒布を始めました。冬至祭に合わせて授与される御守は全国でも類例がなく、穴八幡宮独自のものとして現在まで受け継がれています。
穴八幡宮で配布される御守の種類

穴八幡宮の一陽来復御守には、主に2種類があります。
壁掛け用の一陽来復御守(1,000円)は、自宅や会社の壁に貼っておまつりするタイプです。空間全体の金運を高める効果があるとされ、決められた方角・時間に従って貼り付けます。
一陽来復懐中御守(400円) は、財布に入れて携帯するタイプです。個人の金運を守護し、常に身につけることで効果を発揮するとされています。
多くの参拝者は両方をセットで授かりますが、どちらか一方でも問題ありません。ただし、同じ御守を一人で複数持つことは避けるよう案内されています。
なお、神社では御守を入れる袋の用意がないため、持ち帰り用の袋やバッグを自身で準備しておくと安心です。
一陽来復御守の頂き方

一陽来復御守を授かるには、冬至から節分までの期間に穴八幡宮へ参拝する必要があります。郵送での授与は行っていないため、必ず現地を訪れましょう。
参拝前に準備しておきたいものは以下のとおりです。
- 御初穂料(現金):壁掛け用1,000円、懐中御守400円
- コンパスまたはスマホの方位計アプリ:貼る方角を測定するため
- のり(和のり):御守を壁に貼り付けるため
授与期間・販売期間(冬至から節分まで)

2025年度の授与期間と受付時間は以下のとおりです。
- 冬至当日(2025年12月22日):午前5時頃〜午後9時頃
- 12月23日〜12月31日:午前8時〜午後7時
- 1月1日〜2月3日(節分):午前9時〜午後5時
冬至と節分の日付は年によって前後することがあるため、必ず確認しましょう。
穴八幡宮へのアクセス

穴八幡宮は、東京メトロ東西線「早稲田駅」2番出口から徒歩約3分の場所にあります。
所在地:東京都新宿区西早稲田2-1-11
電話:03-3203-7212
境内には駐車場がなく、周辺のコインパーキングも数が限られています。特に冬至前後や土日は大変混雑するため、公共交通機関の利用が推奨されています。
冬至当日の早朝にタクシーで向かう場合は、配車アプリで事前予約しておくとスムーズです。
参拝の流れ

境内での一般的な動線は以下のとおりです。
- 一の鳥居をくぐり、石段を上がる
- 誘導に従って列に並ぶ(混雑時は境内外まで列が伸びることも)
- 御札所で一陽来復御守を授かる
- 本殿で参拝する
- 古い御守がある場合は古札納所へ返納する
冬至当日は特に混雑するため、誘導員の指示に従いましょう。列は早稲田大学方面まで伸びることもありますが、整然と案内されるため混乱はありません。
待ち時間や混雑状況
混雑のピークは冬至当日、大晦日、節分の3日間です。特に冬至当日は終日混雑し、1時間以上の待ち時間を覚悟する必要があります。
比較的空いているのは、平日の午前9時〜10時頃です。1月中旬以降の平日であれば、ほとんど並ばずに授かれることもあります。
土日祝日は10時〜15時が混雑のピークとなるため、早朝か夕方を狙うのがおすすめです。
一陽来復御守の飾り方・ポイント
一陽来復御守は、貼る方角・時間・方法に厳格なルールがあります。正しくおまつりしないとご利益を授かれないとされているため、事前にしっかり確認しておきましょう。実際に飾るのは、けっこう労力がかかります。これは、経験のある方にしかわからないでしょう。
貼る方角

御守は、その年の「恵方」に向けて貼ります。部屋の中心から方位を測り、「一陽来復」の文字が恵方を向くように壁や柱に貼り付けます。
2025年冬至から2026年節分の恵方は南南東、方位角165度です。御守を貼る場所は北北西の方位角345度です。
方角の測り方は以下の手順で行います。
- おまつりする部屋(リビングや居間など家族が集まる場所)の中心に立つ
- コンパスやスマホの方位計アプリで255°の方向を確認する
- その反対側の壁や柱(寅卯の方角)に御守を貼る
キッチンや押入れが一体になった間取りの場合は、それらを除いたリビング部分の中心から測定してください。
貼る時間

御守をおまつりできる日時は、年間でわずか3回のみです。
- 冬至:2025年12月22日から23日に変わる瞬間の夜中12時ちょうど
- 大晦日:2025年12月31日から2026年1月1日に変わる瞬間の夜中12時ちょうど
- 節分:2026年2月3日から4日に変わる瞬間の夜中12時ちょうど
「12時ちょうど」というのが重要なポイントです。12時を過ぎてから貼ったり、前日に貼ったりすることはできません。時計を正確に合わせ、秒針を見ながら貼り付けましょう。
貼るときのルール
御守の貼り方には、いくつかの厳守事項があります。
基本ルール
- 筒状のまま、御守の後ろ側か側面にのりをしっかり付けて貼る
- 台紙を使わず、壁や柱に直接貼るのが望ましい
- 家族が見下ろさない高い位置に貼る
- 一度貼ったら1年間動かさない
禁止事項
- 画鋲で刺すこと
- 御守の上からテープで押さえつけること
- 御守を分解すること
賃貸住宅で壁に直接貼れない場合は、白い厚手の紙(台紙)を事前に壁に貼り付け、当日その上から御守をのりで貼る方法が認められています。境内でも台紙(500円)が販売されています。
注意点として、台紙に御守を貼ってから壁に付けるのではなく、まず台紙を壁に固定し、当日の12時ちょうどに御守を台紙の上に貼り付けてください。
一陽来復の飾り棚

近年は、専用の飾り棚やホルダーを使っておまつりする方も増えています。「YORAI for 一陽来復」などの専用ホルダーを使えば、見た目が美しく、落下防止にもなり、12時ちょうどに素早くおまつりできるメリットがあります。


購入すると写真のように、おしゃれな外箱付で届きます。ありがたく、きれいに祀れる気がしてきます。

木製やヒノキ素材のものは軽量で壁への負担も少なく、インテリアとしても違和感がありません。ただし、固定方法には工夫が必要なため、事前にしっかり準備しておきましょう。初回生産分には恵方を確認するためのコンパスもついているので、便利です。
わかりやすい解説もついているので、読んでおくと良いです。

一陽来復御守に関するよくある疑問

御守が落ちたら
一度落ちてしまった御守は、再びおまつりすることができません。落ちた御守は白い半紙や封筒で包み、なるべく早く穴八幡宮の社務所へ返納してください。受付時間は朝9時から夕方4時までです。
返納後は御神前で神様にその旨を報告するお参りをしましょう。落下してしまっても、おまつりした時間が重要な御守であるため、過度に心配する必要はありません。
時間を過ぎてしまったら
貼る時間を間違えた場合は、次の該当日(冬至・大晦日・節分)まで待つか、新しい御守を改めて授かる必要があります。間違えた御守は返納し、正しい日時に再度おまつりしましょう。
郵送での授与は可能なのか
穴八幡宮では、郵送での授与は一切行っていません。参拝して神様に御挨拶をすることが重要とされており、郵送は不敬にあたるためです。必ず現地を訪れて授かりましょう。
なぜ、すごいと言われるのか
一陽来復御守が「すごい」と言われる理由は、江戸時代から300年以上続く歴史と、多くの体験談にあります。打出小槌に由来する「金銀融通」の信仰は根強く、商売繁盛や金運上昇を願う人々から厚い支持を集めています。
実際に「報酬がアップした」「臨時収入があった」という声も多く聞かれますが、御守との因果関係は断定できません。大切なのは、正しい作法でおまつりし、感謝の気持ちを持ち続けることでしょう。
喪中の場合は
一般的に、喪中の期間は神社への参拝を控えるとされています。ただし、忌明け(五十日祭以降)であれば参拝可能とする考え方もあります。判断に迷う場合は、穴八幡宮の社務所に直接確認することをおすすめします。
両面テープの使用は
穴八幡宮の公式案内では「和のり等の接着剤で貼る」とされていますが、粘着力の弱いのりでは1年間保持できないこともあります。実務上は、粘着力の高い両面テープを御守の裏側に貼って固定する方法が有効です。
ただし、御守の上からテープで押さえつけることは禁止されていますので注意してください。
御守の台紙の使用は
台紙は使用できません。糊や両面テープを使い、見た目が気になる方は飾り棚の使用を検討しましょう。
御守の外し方は(返納について)
御守を外すタイミングは、1年後が基本です。外し方に特別な作法はありませんが、外した御守は穴八幡宮の社務所へ返納し、御神前で感謝の参拝をしましょう。
引越しなどでやむを得ず途中で外す場合も、なるべく早く穴八幡宮へ返納してください。郵送での返納は受け付けていないため、必ず持参する必要があります。
まとめ
2026年の一陽来復御守は、申酉255度という特別な方角が指定されており、正しくお祀りいただくことで、より強い御利益が期待できます。きれいに飾りたいときには、一陽来復の飾り棚の活用も検討しましょう。
陰が極まれば陽に転ずる。新しい年の金運上昇を願い、ぜひ穴八幡宮を訪れてみてください。う。

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